ヒプノセラピー（Hypnotherapy）とは、自分自身が持っている素晴らしい能力と可能性を呼び覚ましてくれるセラピーです。 'Hypnosis'と'therapy'という2つの語を組み合わせてつくられた言葉で、'Hypnosis'は、ギリシャ語の'Hypnos'（眠る）が語源となっています。 'Hypnosis'は「催眠」と訳されるため、 「ヒプノセラピー」＝「催眠術にかけられること」と解釈される場合がありますが、そうではありません。 ヒプノ先進国のアメリカでは、1958年から全米医師会により心理療法のひとつとして認められています。
ヒプノセラピーで行うリラクゼーションは、ヨガの瞑想と同じ呼吸法を取り入れています。 脳波をα波にすることで、潜在意識の扉を開くという手法です。 セッションを受けているときも、 意識は普段と同じように周囲の出来事や自分の発言、感じたことなどを把握できる状態にあります。 したがって、意思をコントロールされるようなことはありません。 深いリラクゼーションを経験することで、顕在意識が休息し、潜在意識へのアクセスが可能になります。
私たちの思考は、全て顕在意識の中で行われています。 顕在意識とは意識的に物事を判断する領域のことで、その対極にあるのが潜在意識です。 潜在意識は自身では認識できない領域にあります。 子供の頃の行動は、潜在意識によるところが大きいのですが、次第に顕在意識の働きが活発になっていきます。 大人になるにつれ、考える、悩む、不安になる、という行為が増えるのもこのためだと言われています。
眠っていた潜在意識を呼び覚ますことで、考える→感じる、という感覚に変えていくことができます。 このひとつの感覚を変えることにより、自分の中の未知なる可能性を引き出すことができるようになります。
例えば、①心身の疾病や問題を解決へとみちびくカギを探し出す、②'思いグセ'を引き起こしている過去（前世や幼児期）のトラウマを知る、 ③現在抱えているストレス・疲れを解放する、ことにより、解決のドアを開いていくことを実感していくことができるようになるのです。
また問題解決だけではなく、目標達成、夢の実現、能力向上、イメージトレーニングなどの自己向上にも効果的です。 その感覚を研ぎ澄ますことにより、新しい人生観が生まれ、気負わずに日々を過ごすことができるようになります。